ダイビング中にタンクの残圧がゼロになった話。
ボートダイビング、器材(タンク以外)は自前です。
ライセンス:PADI(レスキュー)
経験本数;350本
1本目、潜行前に180あった残圧がゼロになるまで25分でした。
しかも、急にです。この数分前には普通に100以上はありました。
(通常は50分潜っても70-80は余ります。
この日も特に流れも少なく海況も穏やかでした。)
この時、水深18Mでした。
ガイドに伝えて浮上することに。
エアーは問題なく吸える状態でした。残圧計の故障かと思いました。
ロープ伝いに浮上を始めるとエアーが渋くなりました。
オクトパスに変えても同じ状態で、これはエアー切れ確定です。
ガイドのオクトパスをもらい慎重に浮上、5mで安全停止3分も実施して無事にエキジット。
ファーストステージを外してタンクのバルブを開けると少量のエアーが出ています。
本来は少量のエアーがしばらく出ることはありません。
シャー!!って音が出るくらい。
問題は何か。。。
問題の切り分けの為にも2本目を潜ります。もちろん別のタンクです。
何の問題もなくダイビングできました。残圧計の不具合でもありませんでした。
長年、インストラクターをやってるガイドも本事象は初めてだったそうです。
原因はタンクバルブの故障が濃厚だそうです。ボートマスターに知らせて終了です。
そして、3本目も問題なくダイビングできました。
今回の件で勉強になったこと。
・タンクバルブの故障は非常に稀であるが起こる。
・タンクのメンテができているかはレンタル会社の信用しかない。
・もしもの時にバディーのオクトパスの位置、形状等を確認しておく。
オクトパスの位置は左出しか右出しで対応が変わる。
ホースの長さにもよる。
形状によっては上下どちらでも使えるものがある。
上下を意識する必要がある場合は気を付ける。
BCDに固定の場合はバディの2ndステージをもらい、
バディーにはBCD固定のオクトパスを使用してもらう。
※オクトパスの右出しは基本的に自身の予備(自分用)、
左出しはバディー用が一般的らしい。
これはインストラクターによって見解が違っているようです。
PADIでもどちらを推奨するということはしていないらしい。
参考)オクトパス
・上下使用不可
・上下使用可
・BCD固定